世界一大きいコウモリの正体とは?翼開長1.7Mの巨体と危険性の真相
「人を襲わないなら安全なのか」といえば、野生動物としての衛生面・感染症面では厳重な注意が必要です。医学的および公衆衛生の観点から検証すると、無視できないリスクが2点あります。
第1に、狂犬病や関連するリッサウイルス感染症の媒介リスクです。コウモリ類全般は、狂犬病ウイルスをはじめとする多様な人獣共通感染症(ズーノーシス)の自然宿主として知られています。フィリピン国内において、健康なオオコウモリが突然噛みついてくる事例は極めて稀ですが、地上に落ちて衰弱している個体や怪我をした個体に素手で触れ、自衛のために噛みつかれたり引っかかれたりした場合、重篤なウイルス感染を引き起こす危険性が排除できません。
第2に、近年東南アジアで警戒されているニパウイルス感染症などの自然宿主である可能性です。コウモリが齧り落とした果実や唾液に汚染された食物を口にすることで、家畜や人間へウイルスが伝播する事例が報告されています。現地を訪れる観光客や研究者に対して、地元保健局や世界保健機関(WHO)は「絶対に素手で触れないこと」「樹木の下で落下している果実を生食しないこと」を強く啓発しています。
タグ:
https://edugrew.academy/hgbdehxa/8782050/