スペイン産オリーブオイル高騰の真相と2026年の相場・本物の選び方

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今回の世界的なオイルショックを引き起こした最大の引き金は、地中海全域を襲った異常気象です。とりわけ世界最大の生産地であるスペイン南部アンダルシア州では、2022年から2024年にかけて降水量が平年の半分以下に激減し、観測史上最悪レベルの干ばつが続きました。

スペイン農業・漁業・食糧省(MAPA)および国際オリーブ協会(IOC)の発表資料によると、スペインの平年生産量は年間約130万〜150万トン規模を誇ります。しかし、猛烈な干ばつと開花期を襲った40度を超える熱波により、収穫量は一時66万トン前後と平年の半分近くにまで急落しました。オリーブの木は乾燥に強い植物として知られますが、開花結実期の極端な水分不足と高温は受粉を阻み、果実の肥大を致命的に妨げたのです。

現地の農業協同組合関係者が当時の取材で「40年以上オリーブ畑を耕してきたが、木全体が枯死寸前に追い込まれ、実が小豆大のまま落下していく光景は見たことがない」と語った通り、生産現場は壊滅的な打撃を受けました。世界シェアの約4割から5割を占めるスペインの供給停止は、イタリアやギリシャなど近隣諸国の買い占めを誘発し、国際先物相場を一気に過去最高値(1トンあたり9,000ユーロ超)へと押し上げる歴史的事態へと発展したのです。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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