絶景列車でも赤字?2026年、第三セクター鉄道を襲う廃線危機の真相
どれほど工夫を凝らしても、人口減少が極端に進んだ地域では鉄道としての輸送密度を維持すること自体が物理的に不可能になりつつある。年間数千万円から数億円の維持費を投じて数人の乗客を運ぶ現状に対し、バス高速輸送システム(BRT)やデマンド型乗合タクシーへの転換を検討する動きは決して珍しくなくなった。
だが、一度廃線になれば二度と鉄路は戻らない。鉄道というインフラが持つ地域のブランド力や、若年層の定住意欲に与える影響は小さくないため、議論は常に平行線をたどる。住民説明会の場では、「地域の誇り」を守りたい住民側と、「現実的な財政負担」を提示する行政側との間で、生々しい対話が夜遅くまで繰り広げられている。
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