鉄筋のかぶり厚さ基準値一覧|数ミリ不足で起きる爆裂の真相と対策

鉄筋のかぶり厚さ基準値一覧|数ミリ不足で起きる爆裂の真相と対策の見逃せないポイントをわかりやすく整理しました。

かぶり厚さを理解する上で最も混乱を招きやすいのが、「建築基準法施行令第73条」に定められた数値と、日本建築学会が策定する「建築工事標準仕様書 JASS5」に定められた数値の二重基準です。

建築基準法の数値は、いかなる場合も下回ってはならない「最小かぶり厚さ(仕上がり時の絶対下限値)」です。一方、実際の建設現場では型枠のたわみや鉄筋の組み立て誤差が必ず生じます。そのためJASS5では、現場の施工誤差(一般的にプラス10mmの施工誤差許容値)をあらかじめ上乗せした「設計かぶり厚さ」を標準値として定めています。

部位・部材建築基準法施行令(最小値)JASS5 設計かぶり厚さ(標準)現場管理のポイント・解説柱・梁(直接土に接しない)30mm以上(仕上げあり)
40mm以上(仕上げなし)40mm(屋内)
50mm(屋外)主筋ではなく帯筋・あばら筋(フープ・スターラップ)の外側から計測する。床スラブ・屋根スラブ・耐力壁20mm以上(直接土に接しない)30mm(屋内)
40mm(屋外)打設作業員の踏みつけによる上端筋の沈み込み・下端筋の垂れ下がりに注意。基礎・擁壁(土に接する部分)40mm以上(基礎立ち上がり)
60mm以上(直接土に接する底盤等)50mm〜70mm(捨てコンあり)
90mm(捨てコンなし・直接地盤)土壌中の水分や酸性物質による腐食速度が速いため、最も厳格な厚みが求められる。基礎の底面(捨てコンクリート上)60mm以上60mm〜70mm捨てコンクリート天端から鉄筋下端までの離隔を専用サイコロで厳格に確保。
木村 陽翔

木村 陽翔

テックライター兼ウェブディレクター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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