阿蘇・内牧温泉で3時間待ちの熱狂――2026年、私たちがそれでも「いまきん」のあか牛丼を求める本質的な理由
2時間、時に3時間以上の待ち時間。都市部のレストランなら敬遠されかねないこの数字が、内牧温泉では極上の散策時間に化ける。
店先で受付を済ませ、整理券を受け取ったあとの過ごし方は十人十色だ。昭和の面影が色濃く残るレトロな商店街をそぞろ歩き、老舗の和菓子屋で名物の駄菓子を買い食いする人。湯けむり漂う共同浴場や足湯に浸かり、旅の疲れを癒やす人。阿蘇の雄大な山並みを眺めながら地元のカフェで一杯の珈琲を味わう人。いまや「待つこと」自体が、阿蘇という土地の空気感を肌で感じるためのプロローグとして機能している。
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