瀬島龍三とは何者か?大本営参謀から不毛地帯の黒幕へ上り詰めた男の真実

瀬島龍三とは何者か?大本営参謀から不毛地帯の黒幕へ上り詰めた男の真実について見逃せない ポイントを厳選して解説いたします。

商社マンとしての成功を収めた瀬島龍三が、次に影響力を及ぼしたのが日本の政治中枢でした。彼が「政財界のフィクサー」「昭和の黒幕」と呼ばれる決定打となったのが、元首相・中曽根康弘氏との深い盟友関係です。

瀬島が表舞台の政治改革に深く関与した最大の契機は、1981年に発足した第二次臨時行政調査会(第二次臨調)でした。土光敏夫氏が会長を務めたこの組織で、瀬島は顧問や委員として実質的なグランドデザインを描く「仕掛人」として暗躍します。官僚機構の激しい抵抗をかわしながら、以下の巨大改革を次々に断行させました。

・国鉄の分割民営化(現JR各社)
・電電公社の民営化(現NTT)
・日本専売公社の民営化(現JT)

莫大な赤字を垂れ流していた三公社の民営化は、瀬島の卓越した軍事的組織統制力と、水面下で各党・官僚・労組の利害を調整する剛腕がなければ実現し得なかったと評されています。表に立たず、自らは安全な黒幕の位置を保ちながら国家の針路を決定づけるその姿に、政財界は畏怖の念を抱き、いつしか「昭和の妖怪」と囁かれるようになりました。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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