ノルディック複合日本代表の現在地|ミラノ五輪選考と除外危機の真相

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日本代表が長年にわたり直面し、今なお現場で激しい議論が交わされているのが「走力インフレ」への適応です。近年のノルディック複合界は、ノルウェーの絶対王者ヤール・マグヌス・リーベルやイェンス・ルロス・オフテブロ、オーストリア勢をはじめ、ジャンプで上位につけた選手がクロスカントリーでも超高速ラップを刻むスタイルが定着しました。

SNSやファンの間では「山本涼太選手はなぜ後半で逆転されてしまうのか」という声が散見されます。しかし、現地のスキージャーナリストやワックス技術者の証言によれば、問題の本質は単なる選手の走力不足ではありません。雪質や気温の変動に応じたスキー板のチューニング、欧州勢の組織的なワックステック体制、そして集団走(ドラフティング)を巧みに使う戦術的プレッシャーが絡み合っています。

単独で前を逃げる選手は向かい風を受け続け、空気抵抗の面で後続集団より約15〜20%多くのエネルギーを消費するとされています。前半ジャンプで圧倒的アドバンテージを作っても、後続が3〜4名の強力なトレインを組んで追走してきた場合、中盤以降で吸収されるリスクが跳ね上がるのです。日本チームは現在、クロスカントリーでの集団走を想定したポジショニング指導や、終盤のスプリント勝負を見据えた筋力強化を急ピッチで進めています。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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