音で知るバスクの真髄「ピルピルとは」?タラと油が生む乳化の奇跡
スペイン料理の多様性を語る上で、バスク料理の存在感は圧倒的だ。その中核に位置する「バッカラ・アル・ピルピル(塩ダラのピルピル仕立て)」は、偶然と過酷な歴史から生まれた。
19世紀のビルバオ。包囲戦の最中に大量に届いてしまった塩ダラと、豊富にあったオリーブオイルを消費するために工夫されたのが始まりとされている。保存食だった塩ダラを水で戻し、低温の油でじっくりと煮出す過程で、魚の皮に含まれるコラーゲンが溶け出す。「ピル、ピル」と油が小さく爆ぜる音を立てながら鍋を揺すり続けることで、魔法のようなソースが生まれたのだ。
タグ:
https://aitraining.bnsf.com/pqckzjue/6324383/