生理前に涙が止まらないのはなぜ?Pmddとホルモン急変の真相

生理前に涙が止まらないのはなぜ?Pmddとホルモン急変の真相の疑問点について、分かりやすい解説を詳しくお届けします。

自身の症状が治療対象となるPMDDに該当するかどうかを判断するためには、米国精神医学会(DSM-5)の診断基準をベースにした以下のセルフチェックが指針となります。生理前の1〜2週間に以下の症状のうち5つ以上が当てはまり、生理開始とともに数日以内に軽快・消失するかを確認してください。

分類チェック項目(※必須の中核症状を含む)該当状況のセルフ評価中核的精神症状
(※1つ以上必須) 1. 著しい感情の不安定さ(突然悲しくなる、理由のない涙、批判への過敏さ)
2. 著しい苛立ち、怒り、対人関係の急激な衝突
3. 著しい抑うつ気分、絶望感、自分を激しく責める思考
4. 著しい不安、緊張、神経の昂ぶりや落ち着きのなさ 該当する項目にチェック随伴症状
(身体・行動) 5. 日常の活動(仕事・趣味・友人関係)への興味の著しい減退
6. 集中困難、判断力の低下、作業能率の失速
7. 倦怠感、極度の疲労感、気力の欠如
8. 食欲の著しい変化(過食、甘いものの過剰摂取、食欲不振)
9. 睡眠過剰(過眠)または不眠
10. 圧倒される感覚、自制心が利かないという絶望感
11. 乳房の緊満感・痛み、関節痛・筋肉痛、むくみ、体重増加 合計5項目以上かつ
中核症状を含む場合、受診を推奨

病院を受診する際、「婦人科(産婦人科)」と「心療内科・精神科」のどちらに行くべきか迷う方が少なくありません。判断基準は明快です。

まず第一選択とすべきなのは婦人科です。症状が生理周期と明確に連動しており、月経が始まると数日以内に涙や抑うつが綺麗に消え去る場合は、内分泌系のホルモン変動が主因であるため、婦人科で排卵を抑えるホルモン治療(低用量ピル等)や漢方薬の処方を受けるのが最も合理的です。

一方で、心療内科・精神科の受診を優先すべきケースは、「生理が終わっても強い抑うつや涙が止まらない」「希死念慮(死にたいという衝動)が黄体期以外にも持続している」場合です。これはPMDD単独ではなく、基礎疾患としてうつ病や適応障害、不安障害が存在し、生理前にそれが悪化する「PME(月経前増悪)」の可能性が高いため、精神科医による専門的なメンタルケアが必要となります。

中川 明日香

中川 明日香

ビジネス戦略アナリスト

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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