口腔カンジダの写真と症例|白い斑点・舌苔・口内炎の見分け方
口腔カンジダ症が疑われる場合、受診すべき診療科は「歯科口腔外科」、または「耳鼻咽喉科」です。一般の歯科医院でも対応可能なクリニックはありますが、粘膜疾患の確定診断には顕微鏡による鏡検(菌糸の確認)や培養検査が不可欠となるため、口腔粘膜疾患を専門に掲げる歯科口腔外科や総合病院の受診が最も確実です。
医療機関でカンジダ症と診断された場合、第一選択薬となるのは真菌の細胞膜合成を阻害する「抗真菌薬」です。内科で処方される一般的な抗生物質(細菌用)は全く効きません。
代表的な処方薬が、ゲル状の塗り薬である「フロリードゲル経口用(一般名:ミコナゾール)」です。この薬剤は単に飲み込むのではなく、舌や指先を使って患部全体にゆっくりと塗り広げ、できるだけ長く口の中に留めた後に飲み込む(あるいは吐き出す)という特殊な使い方をします。唾液で流されにくいため高い局所効果を発揮します。ただし、フロリードゲルはワルファリン(抗凝固薬)などの特定の薬剤と併用すると重大な相互作用(出血傾向の増大など)を引き起こす禁忌があるため、持病の服薬歴を医師・薬剤師へ正確に申告しなければなりません。
そのほか、シロップ状の「ファンギゾンシロップ(一般名:アムホテリシンB)」を口に含んで数分間うがいをして吐き出す局所療法や、重症例・再発を繰り返す症例では内服錠の「イトリゾール(一般名:イトラコナゾール)」が選択されます。通常は適切な投薬を開始してから約1〜2週間程度で症状は劇的に改善します。
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