なぜ「恥を知れ」は激震を呼んだのか?発言の真相と元ネタの全貌
「恥」をキーワードにした政治家の名言として、もう一つ忘れてはならないのが自民党の三原じゅん子氏による国会演説です。政治言説に関心の高い層の間では、石丸氏のフレーズと並んで語られるケースが少なくありません。
2019年6月、参議院本会議において当時の安倍晋三首相に対する問責決議案が野党から提出された際、反対弁論に立った三原氏は演台から野党席を指差しながら「愚か者の言葉」「恥を知りなさい!」と言い放ちました。このフレーズも当時、ワイドショーやSNSで大きな議論を呼びました。
両者の発言には共通する激しさがあるものの、その立ち位置と構造は対照的です。
- 三原じゅん子氏の発言:政権与党の立場から、倒閣を狙う野党の政治姿勢を「無責任なパフォーマンス」として上から抑え込む形で放たれた言葉。
- 石丸伸二氏の発言:議会内では孤立無援の少数派首長が、数の力で抵抗する旧来勢力の不条理を告発すべく下から突き上げた言葉。
権力防衛の文脈で用いられた三原氏の言葉と、既成事実を破壊する突破口として使われた石丸氏の言葉。同じ「恥」を咎める言葉でありながら、有権者に与えたカタルシスの質は大きく異なっていました。
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