中森明菜『Fin』歌詞の意味と考察|松本隆が描く切ない別れの真相
1986年といえば、中森明菜が『DESIRE -情熱-』で2年連続となる日本レコード大賞を受賞し、名実ともに日本のポップス界の頂点に君臨していた黄金期です。その年の秋、1986年9月25日に16枚目のシングルレコードとしてリリースされたのが『Fin』でした。
本作のクリエイティブ陣は、日本のポップス史を牽引してきた超豪華な布陣です。作詞には歌謡界の巨匠・松本隆、作曲には都会的で洗練されたメロディラインに定評のある佐藤健、そして編曲はギタリストとしても名高いKen Yajima(矢島賢)が担当しました。
オリコン週間シングルチャートで見事に1位を獲得した本作は、前作『ジプシー・クイーン』のエキゾチックな哀愁路線から一転、都会の冷たい雨やモノトーンの情景が浮かび上がるシックなヨーロピアン・サウンドへとシフト。80年代ヒット曲のなかでも、中森明菜のボーカリストとしての表現力が極限まで研ぎ澄まされた転換点として高い評判を集めました。
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