推し活を蝕むランダム商法の罠|違法性の境界線と規制の行方を追う
ネット上の議論において頻繁に見られる誤解が、「ブラインドグッズは全種類が同じ確率で入っているはずだ」という思い込みです。現行法規において、フィジカルなキャラクターグッズに対するランダム商法確率表記義務は定められておらず、メーカー側が全種類を均等な比率で製造・封入している保証はどこにもありません。
実際に、過去の一部コラボ企画や物販では、人気キャラクターの封入率を意図的に低く設定しているのではないかと疑われる事例が多発し、ファンの不信感を招いてきました。メーカー側は「均等アソート」と明記していない限り、どのキャラクターをどの割合で箱詰めしても法律上の「不当表示(有利誤認・優良誤認)」に問われないという抜け穴が存在しています。
また、「海外のようにブラインド商品規制を法制化すれば即座に解決する」という意見も散見されますが、法制化には繊細な線引きが求められます。トレーディングカード(トレカ)やカプセルトイ(ガチャガチャ)、伝統的な福袋など、日本の玩具・小売文化として定着してきたビジネスモデル全体に制約が及ぶため、法曹関係者や経済官庁の間でも一律規制には慎重な見解が根強く残っています。
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