ジャニーズ川崎大師初詣の真相|カウコン後の深夜護摩祈祷と現在
ネット上では時折、「川崎大師と事務所がトラブルになって参拝を拒否されたのではないか」「ファンが暴れたから出入り禁止になった」といった極端な噂が飛び交うことがありますが、これらは事実無根の俗説です。平間寺側は一貫して信徒・参拝者としての彼らを公正に受け入れており、集団参拝の形式が変化した背景には、まったく別の現実的な要因が存在します。
最大の転換点は、2020年から始まった新型コロナウイルス感染症の世界的流行でした。深夜の移動や密集を避ける社会的要請、カウコン自体の無観客配信や開催見合わせに伴い、大人数が大型バスで移動する集団初詣は物理的に不可能な状況へと追い込まれました。さらに、韓国・梨泰院で起きた群衆雪崩事故以降、国内外の大規模イベントにおける雑踏警備基準が大幅に厳格化されたことも決定打となりました。深夜の寺院境内で数千人規模のファンと一般参拝客が交錯するリスクは、企業統治の観点から許容範囲を超えていたのです。
そして2023年、創業者の性加害問題を契機とする旧ジャニーズ事務所の事実上の解体と、マネジメント業務を担う新会社「STARTO ENTERTAINMENT」への移行が、長年続いた「昭和・平成的ビッグファミリー儀礼」に終止符を打つ決定打となりました。全社一斉の深夜バス参拝という前例踏襲のスタイルは、近代的なコーポレートガバナンスとタレントの自律的マネジメントを掲げる新体制において、抜本的な見直しを迫られることになったのです。
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