道端のトゲトゲ球体「モミジバフウの実」驚きの活用術と正しい下処理法
街路樹や公園樹として広く植栽されているモミジバフウ(学名:Liquidambar styraciflua)は、北米・中米原産の落葉高木です。日本国内の公園や緑道でよく見かけるトゲトゲした球果は、専門的には「集合果」と呼ばれ、多数の花が集まって一つの球状の果実を形成しています。似た樹種として中国原産の「フウ(タイワンフウ)」が存在しますが、両者には明確な識別点があります。
最も分かりやすい判別基準は「葉の形状」と「実のサイズ・突起の鋭さ」です。モミジバフウの葉はモミジのように深く5〜7裂に分かれているのに対し、フウの葉は基本的に3裂です。また、落果した実を比較すると、モミジバフウの実(アメリカフウの実)は直径3〜4cm前後と大ぶりで突起が細長く鋭利である一方、フウの実は直径2〜2.5cm程度と一回り小さく、やや丸みを帯びた突起を持ちます。
都市緑化が進んだ昭和後期から平成期にかけて、モミジバフウは鮮やかな紅葉の美しさと大気汚染への耐性から全国の幹線道路沿いや大規模公園に大量に植えられました。そのため、現在2026年時点では立派な成木へと生長し、秋から冬にかけて大量のトゲトゲの実を足元に落とす光景が各地で見られます。
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