町田駅銃撃事件の真相と犯人の動機|白昼の凶行から裁判判決まで徹底解説
事件が発生したのは、金曜日の黄昏時を迎えた2026年5月26日午後7時40分頃でした。現場となったのは、JR町田駅のターミナル改札口からペデストリアンデッキで直結する複合商業施設「町田ターミナルプラザ」の2階です。週末を控えた飲食店や広場には、家族連れや若者、帰宅を急ぐ会社員など多くの一般市民が滞在していました。
その平穏は、突如鳴り響いた数発の銃声によって一瞬で引き裂かれました。デッキに面したカフェのテラス席付近で「パン、パン」という乾いた破裂音が連続して響き、周囲にいた市民は一斉にパニック状態に陥りました。目撃者の証言によると、「最初は爆竹かと思ったが、直後に男性が血を流して倒れ、周囲から悲鳴が上がった」といい、利用客らは店内に身を隠すなど現場は騒然となりました。
胸や腹部などに複数発の銃弾を浴びて倒れた男性は、現場へ急行した救急隊によって心肺停止状態で病院へ搬送されましたが、その後死亡が確認されました。警視庁による身元確認の結果、被害者の身元は特定抗争指定暴力団・六代目山口組傘下「極粋会」の幹部・鈴木英東組員(当時51歳)であることが判明しました。鈴木組員はこの日、名古屋方面から町田を訪れていたことが確認されています。
一方、発砲した男は至近距離から鈴木組員を撃ち抜いた後、所持していた拳銃を握ったまま現場から逃走しました。白っぽい軽乗用車に乗り込んで現場を離脱した男の行方を追い、警視庁は殺人未遂容疑(のちに殺人容疑へ切り替え)で緊急配備を敷いて行方を追跡。事件から約3時間後の同日夜、現場から約15キロメートル離れた神奈川県警愛川警察署に拳銃1丁と実包を保持した男が出頭し、警察官に身柄を確保されました。男は銃刀法違反および殺人容疑で現行犯逮捕され、夜間の繁華街を震撼させた逃走劇はひとまずの幕引きを迎えました。