東京喰種アニメを見る順番|時系列の罠とルートA・Reの謎を完全解剖
『√A』の結末で視聴者が最も息を呑んだのは、親友・ヒデの遺体を抱えたカネキが雪道を進み、CCGの「白い死神」こと有馬貴将と対峙するシーンでした。劇的なBGMとともに幕を閉じたこのラストから、3年の沈黙を破って放送された『東京喰種:re』。しかし、その第1話を見たファンの間には凄まじい困惑が広がりました。
ネット上のリアルタイム実況やレビューコミュニティでは、以下のような東京喰種 アニメ 評判 ネットの反応が溢れかえりました。
「有馬とカネキの戦いはどうなったの?」「カネキが急にCCG捜査官になっていて時系列が飛んだ」「原作を読んでいないと完全に置いてけぼりを喰らう」――。こうした悲鳴が上がったのは当然の帰結でした。東京喰種:re アニメ 繋がり 経緯を辿ると、制作陣は『:re』を制作するにあたり、『√A』の結末から繋ぐのではなく、「原作漫画第1部(全14巻)のラストシーンから地続きの正史」としてストーリーをリセットして再開させたからです。
原作漫画における第1部クライマックスでは、カネキと有馬貴将の壮絶な死闘が描かれ、カネキが両目を貫かれて完全に敗北する凄惨な結末が描かれます。そこで記憶を奪われ、有馬によって「佐々木琲世」という新たな名前と人格を与えられたことが『:re』の全ての起点となっているのです。この「最も残酷で、最も重要な結末」がアニメ本編では完全にスキップされていたため、アニメ派の視聴者にとって『:re』は「繋がらない物語」となってしまいました。
さらに『:re』第2クール(最終章)では、原作コミックス10巻分に相当する膨大なエピソードをわずか12話に詰め込んだため、キャラクターの退場や新勢力の登場が目まぐるしいスピードで処理されることになりました。声優陣の鬼気迫る演技やアクションシーンの美麗さは高く評価された一方で、ストーリーテリングの面では大きな歪みを残すことになったのが客観的な実態です。