暗闇スマホで緑内障に?画面の見すぎと失明の真相を医学データで検証

暗闇スマホで緑内障に?画面の見すぎと失明の真相を医学データで検証についての真相をご紹介します。

緑内障の診断において、多くの人が「健康診断で眼圧を測り、正常値(10〜21mmHg)だったから大丈夫」と思い込んでいます。ここに日本人が最も陥りやすい落とし穴があります。

国内の疫学調査において、日本の緑内障患者全体の約70〜72%が正常眼圧緑内障であることが判明しています。眼圧値が統計上の基準内に収まっているにもかかわらず視神経が変性してしまう正常眼圧緑内障の原因としては、もともと視神経乳頭が圧力に対して構造的に脆弱であることや、視神経周囲の局所的な血流不全、自律神経の乱れ、酸化ストレスなどが複合的に関与していると考えられています。

ここで疑問視されるのが、ブルーライトと視神経への影響です。LED液晶から放射される短波長の青色光は、角膜や水晶体を通過して網膜深部まで到達するため、網膜色素上皮細胞への光化学的ダメージが懸念されてきました。現行の眼科学的見解では、ブルーライトが直接緑内障の視神経萎縮を引き起こす決定打であるという確定証拠はありません。

真の脅威は、ブルーライトが網膜の受容体を刺激してメラトニンの分泌を抑制し、深刻な睡眠障害を招くプロセスにあります。慢性的な睡眠不足と交感神経の緊張状態は、全身の末梢血管を収縮させ、視神経乳頭への微小循環(血流)を著しく悪化させます。つまり、ブルーライトは視神経を直接焼き切るのではなく、夜間の生体リズムを破壊することで「視神経への栄養供給を兵糧攻めにする」という間接的なダメージルートを形成しているのです。

佐々木 一輝

佐々木 一輝

ビジネス戦略アナリスト

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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