病院・ホテルの心臓部!リネン室の役割ときつい噂の真相【2026】
医療や介護の現場で最も重視されるのが、清潔リネンと汚染リネンの接触を100%遮断する動線設計です。これには厚生労働省の感染対策と衛生管理基準が適用され、施設構造から作業手順まで厳密に規格化されています。
通常のリネン室の内部は、以下のように明確なエリア分け(ゾーニング)が施されています。
まず、病院や介護施設で回収されるリネンは「一般汚染リネン(通常の寝汗や埃程度)」と「感染性リネン(血液、体液、感染症患者が使用したもの)」に仕分けられます。ノロウイルス、疥癬(かいせん)、MRSAなどの病原体に汚染されたリネンは、病室内で直ちに赤色や黄色の専用ランドリーバッグ(水溶性フィルム袋)に密閉され、リネン室スタッフが直接手に触れることなく、袋ごと洗濯機に投入できる構造が採用されています。
これらを受け止めるリネン室の設備と間取りには、汚れた空気を清潔エリアに流さないための陰圧換気設備や、壁を隔てて投入口(汚染側)と取出口(清潔側)が分かれた「パススルー型両扉洗濯機」が導入されている施設もあります。汚れたリネンを運ぶスタッフと清潔なシーツを運ぶスタッフのエレベーター利用時間帯を分けるなど、時間的動線分離まで徹底されています。
現代では病院リネン管理委託の普及率が9割を超え、自院で洗濯を行わずリネンサプライの仕組みを活用するケースが一般的です。専門工場で「80℃・10分間以上」の熱水洗濯や高圧蒸気滅菌が行われ、完全に微生物が不活化された状態で真空パックされて納品されるため、院内リネン室の役割は「院内物流のハブ」へと純化されています。
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