海外地震の速報と津波影響!Usgsなど主要情報源の見方完全ガイド
海外で巨大地震が発生した際、最も警戒すべきは数千キロメートル彼方から減速せずに押し寄せる「遠地津波(えんちつなみ)」です。1960年のチリ地震(Mw9.5)では、発生から約22時間半後に最大6メートル超の津波が三陸海岸に来襲し、甚大な人的被害をもたらしました。
遠地地震による津波リスクを評価する際、気象庁およびPTWCは以下の3条件を精査しています。
第一に「震源の深さ」です。プレート境界で発生する深さ60km未満の浅い海溝型地震は、海底地形を大きく隆起・沈降させるため津波を発生させやすくなります。逆に深さ100km以上の深発地震では、規模がM7クラスであっても海面の変位はほぼ生じません。
第二に「断層運動のタイプ」です。横ずれ断層では海水面の上下動が小さいため大規模津波になりにくいのに対し、逆断層や正断層による海底の垂直方向のズレは巨大津波を引き起こします。
第三に「海洋伝播経路と湾の共振」です。津波は水深が深い外洋ではジェット機並みの時速800kmで進み、沿岸の浅水域に入ると急激に速度を落としながら波高を跳ね上げます。日本のリアス海岸のようなV字型の湾では、湾の固有周期と津波の波長が共振して予想以上の潮位上昇を記録することが報道各社の取材データでも確認されています。
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