夏バテと熱中症の決定的な違いとは?だるさ・頭痛の正体と見分け方
Q1:エアコンの効いたオフィスにいるのに、夕方になるとだるさと頭痛が襲ってきます。これは熱中症でしょうか?
A1:冷房の効いた室内で緩やかに悪化している場合、自律神経の疲弊による「冷房病(夏バテの一種)」の可能性が極めて高いと考えられます。冷風が直接身体に当たることによる血流不全や、外気温との激しい落差が原因です。羽織りもので首や手首・足首を保温し、温かい飲み物を摂取して改善するか様子を見てください。ただし、激しい吐き気や脈打つ激痛を伴う場合は、室内脱水による熱中症も疑い冷却を行ってください。
Q2:経口補水液は、熱中症予防として毎朝1本飲んで出勤しても問題ありませんか?
A2:健康な状態での日常的なガブ飲みは推奨されません。経口補水液は一般的なスポーツドリンクに比べ、ナトリウムが約3倍、カリウムが約5倍以上含まれており、過剰に摂取すると高血圧や腎機能への負担となります。通勤前の予防としては、麦茶や水に少量の塩分を加えたもの、あるいは日常用の電解質飲料で十分です。経口補水液は「立ちくらみや大量発汗などの異変が起きた時」のための非常用レスキューとして携帯してください。
Q3:同居する高齢の家族が「だるい」と横になっています。熱中症か夏バテかを見極める際、真っ先に触るべき部位はどこですか?
A3:手のひら、額、そして「脇の下」の3箇所を確認してください。熱中症が進行している場合、深部体温の上昇に伴い脇の下が異常に熱くなっているか、脱水が極限に達して「暑い環境下なのに皮膚がカサカサに乾いて冷たい」状態に陥っています。また、親指の爪の先を白くなるまで5秒間強く押し、離した後にピンク色へ戻るまで2秒以上かかる場合は重度の脱水疑いがあります。呼びかけに対する反応が鈍い場合は、迷わず119番通報を行ってください。