生き仏と呼ばれた阿闍梨たち!過酷な千日回峰行の歴代達成者と全記録

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歴代達成者の中でも、特異な存在感を放つ二人の阿闍梨がいる。比叡山で千日回峰行を「2度」成し遂げた酒井雄哉大阿闍梨と、吉野大峯の過酷な山岳を踏破した塩沼亮潤大阿闍梨だ。

酒井雄哉氏は、波乱に満ちた人生を歩んだ人物だった。太平洋戦争での特攻隊生き残り、戦後の事業失敗、最愛の妻との死別を経て、40歳を目前に出家。年齢的にも体力的にも無謀とされた回峰行に挑み、1980年に千日を満行した。しかし驚くべきはその後である。満行からわずか半年後、「もう一度歩かせてほしい」と願い出て再び千日回峰行へ突入。計2000日、約8万キロを踏破した。一日を一生と思って生きる「一日一生」の言葉は、今も多くの人々の迷いを晴らす指針となっている。

一方、金峯山寺の塩沼亮潤氏は、幼少期にテレビで見た酒井氏の姿に衝撃を受け、自らも厳しい修行の道を志した。1999年、23歳から挑み続けた大峯千日回峰行を成満。さらに2000年には、飲まず食わず眠らず横にならずを9日間続ける「四項行(大行満)」をも達成した。死の一歩手前まで追い込まれながらも、毎朝響く鳥の声や自然の厳しさに感謝し続けた塩沼氏の軌跡は、単なる苦行の達成ではなく、無条件の愛と慈悲の実践そのものだった。

斉藤 蓮

斉藤 蓮

デジタルマーケティングコンサルタント

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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