Emaxis Slim日経平均は買うな?Topix比較で見えた真実
インデックス投資の神髄は「市場全体を丸ごと買ってリスクを分散すること」にあります。しかし、日経平均株価はその神髄から著しく乖離しているのが実情です。その元凶が日経平均株価 寄与度 構成銘柄の偏向にあります。
日経平均において、時価総額第1位のトヨタ自動車の指数寄与度は決して高くありません。一方で、ファーストリテイリング(ユニクロ)や東京エレクトロン、ソフトバンクグループ、アドバンテストといった特定の銘柄が、指数の値動きの大部分を支配しています。上位数銘柄の寄与度を合算するだけで指数の約25%〜35%を占めてしまう局面も珍しくありません。
日本経済新聞社が発表するデータをもとに試算すると、例えばファーストリテイリング1社がストップ安になれば、日経平均株価はそれだけで数百円規模の暴落を被ります。日本を代表する企業225社に投資しているつもりが、実態は「特定の大型グローバル企業数社と運命を共にする集中投資」に近いリスク特性を背負わされているのです。
eMAXIS Slim 国内株式(日経平均) 利回り実績を振り返ると、日経平均が史上最高値を更新し続けた相場局面では、この歪みが「半導体株ブーム」と合致し、TOPIXを大きくアウトパフォームする破壊的な上昇力を発揮しました。しかし、裏を返せば、ハイテク株や特定輸出企業がグローバルな金利上昇や地政学リスクで急落した際、日経平均はTOPIXよりもはるかに深い底へ引きずり込まれる脆弱性を内包しています。
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