頬の赤みは蝶形紅斑?Sle・膠原病の初期症状と見分け方を解説
自己免疫疾患の診断が遅れる最大の要因は、初期における「症状の断片性」にあります。患者の手記や医療インタビューの記録を紐解くと、共通して浮かび上がるのは「まさか自分の皮膚炎が命に関わる内科疾患だとは思わなかった」という悔悟の告白です。
ある30代女性の手記には、次のような生々しい経緯が記されています。
「初夏に屋外フェスへ出かけた数日後、両頬が真っ赤に腫れ上がりました。強い日焼けをして肌が荒れたのだと思い込み、市販のビタミン剤や敏感肌用クリームを塗り続けました。しかし赤みは一向に引かず、次第に朝起きると指の関節がギシギシと痛み、37度3分前後の微熱が何週間も続くようになったのです。皮膚科を経て大学病院を受診したときには、すでに腎臓に炎症(ループス腎炎)が及んでいました」
このように、光線過敏症 紫外線は蝶形紅斑を誘発・増悪させる最強のトリガーです。紫外線を浴びた皮膚細胞がアポトーシス(細胞死)を起こす際、細胞核の抗原が表面に露出し、体内の自己抗体と結びついて激しい炎症を爆発させます。単に肌が赤くなるだけでなく、数日から1週間ほど遅れて全身の倦怠感や関節痛がセットで現れる場合、皮膚疾患の枠を超えた膠原病のサインと捉える必要があります。
タグ:
https://www.wendor.in/News-Artist-Tokyo/1964842/