自分が自分じゃない?離人症の原因・症状セルフチェックと治し方
「解離」という言葉を聞くと、多重人格(解離性同一性障害)や記憶喪失(解離性健忘)を思い浮かべる方が多いですが、離人症も広い意味で解離性障害のグループに属します。
決定的な違いは「現実検討能力(リアリティ・テスティング)が保たれているかどうか」です。
統合失調症などの精神病圏では「自分がロボットに改造された」と本気で信じ込む(妄想)のに対し、離人症の方は「自分がロボットになったかのように感じるけれど、実際は違うと頭では分かっている」という自覚があります。「何かがおかしい」と客観的に苦悩できていること自体が、現実検討が正常に働いている証拠です。
また、臨床上で極めて重要なのが他疾患との併発です。
- うつ病との併発:抑うつ気分や意欲低下に伴い、脳の覚醒度が低下して離人感が長期化する。
- パニック障害との併発:激しい動悸や呼吸困難に襲われた際、脳が極限の恐怖を遮断しようとして強烈な現実感消失を伴う。
- 全般性不安障害との併発:「この違和感が一生治らないのでは」という予期不安がさらなる緊張を生み、離人感を固定化させる悪循環に陥る。
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