大王製紙可児工場を直撃取材!エリエール増産と脱炭素の全貌
同工場のポテンシャルは家庭紙だけにとどまらない。EC市場の拡大に伴って需要が高止まりする段ボール原紙の生産ラインにおいても、徹底した省エネルギー化と高品質化が推進されている。薄肉化しながら強度を保つ特殊な板紙技術は、輸送コスト削減を急ぐ流通各社から熱い視線を浴びる。
さらに注目を集めているのが、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)の応用展開だ。植物繊維をナノレベルまで解繊したこの先端素材は、軽量でありながら鋼鉄の5倍の強度を誇る。樹脂との複合材や自動車部材、さらには包装材料のバリア性向上など、可児工場から送り出される高付加価値マテリアルが、従来の「紙」の枠組みを根底から塗り替えようとしている。
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