パーマ大佐「森のくまさん」騒動の真相!著作権和解と2026年現在の姿

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本騒動の本質を理解する上で欠かせないのが、知的財産権における「著作権(財産権)」と「著作者人格権」の決定的な違いです。報道各社の取材や公式声明によると、発売元であるユニバーサルミュージック側は、日本音楽著作権協会(JASRAC)に対して所定の手続きを行い、楽曲使用の許諾を得ていました。「森のくまさん」の原曲自体はアメリカ民謡(パブリックドメイン)であり、メロディの利用自体に法的な障壁は存在しなかったためです。

しかし、JASRACが管理代行しているのは主に「著作権(財産権)」の分配であり、著作者の精神的な権利を守る著作者人格権(特に作品の改変を禁じる同一性保持権)の判断までは代行していません。馬場氏側が主張したのはまさにこの点であり、「自身が意図した原詩の世界観を無断で改変された」という精神的権利の侵害を訴えたものでした。レコード会社側がこの個別許諾のプロセスを軽視したままリリースへと踏み切ったことが、騒動を泥沼化させた直接的な引き金となったのです。

泥沼の法廷闘争(著作者人格権侵害裁判)へと発展するかと危惧された本件ですが、同年2017年2月1日、事態は劇的な結末を迎えます。馬場氏とパーマ大佐、そしてユニバーサルミュージックの間で正式な和解が成立したことが発表されました。馬場氏側がパーマ大佐本人の誠意ある謝罪と真摯な熱意を受け入れ、CDのクレジット表記に「作詞:馬場祥弘/加歌詞:パーマ大佐」と明記することを条件に、販売継続を容認したのです。

山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

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