クロフォードVsメイウェザー最強はどっち?無敗の天才と統一王者を徹底比較
技術論の観点からこの対決を紐解くと、極めて高度なチェスのような攻防が浮き彫りになります。勝負の焦点は、クロフォードのスイッチ戦術が、メイウェザーの代名詞であるショルダーロール(L字ガード)をいかに無力化できるかという点にあります。
メイウェザーのL字ガードは、オーソドックスの選手が放つ左ジャブや右ストレートを受け流すのには無類の強さを誇ります。しかし、サウスポー相手には構造上、左肩でのブロックが機能しづらくなるため、メイウェザー自身もサウスポーと対戦する際はガードを高く上げるハイガードスタイルへと戦術を修正していました(ザブ・ジュダー戦やパッキャオ戦など)。
クロフォードは試合中に柔軟にサウスポーへスイッチし、相手の前手の外側を取って強烈な右フックや左ストレートを突き刺すのを得意としています。長いリーチ(約188cm)を活かしたジャブでメイウェザーの距離設定を狂わせ、サウスポーからの角度をつけた攻撃でプレッシャーをかけ続ければ、メイウェザーといえども被弾のリスクは跳ね上がります。一方で、メイウェザーの卓越したステップワークと鋭いボディジャブがクロフォードの出足を止めれば、試合はメイウェザーのペースで進むことになります。
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