宮村優子がアスカに捧げた全て!闘病秘話と現在地を徹底解剖
『新世紀エヴァンゲリオン』の現場が声優陣にとって極限状態であったことは広く知られていますが、なかでも宮村優子が体験した演出の壮絶さは群を抜いています。その最たる例が、1997年公開の旧劇場版『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』のクライマックスシーンです。
碇シンジがアスカの首を絞める緊迫の場面において、庵野秀明監督が求めたのは「演技を超えた本物の窒息感と苦悶」でした。妥協を許さない監督の要求に応えるため、シンジ役の緒方恵美に対し、実際に宮村の首に手をかけて力を込めるよう指示が下されたのです。緒方は宮村の身体を気遣いながらも、監督の求めるリアリティを出すために実際に首を圧迫。宮村は本当に声が出せない窒息の恐怖のなかで、あの絞り出すような喘ぎと拒絶の息遣いを録音しました。
後年のインタビューで宮村はこのアフレコを振り返り、「本当に殺されるかと思った」「アスカとシンジの関係性がそのまま自分たちに乗り移ったかのようだった」と語っています。役者の精神と肉体を極限まで追い詰めることでしか生まれ得なかった、アニメ史に残る伝説の瞬間でした。
タグ:
https://malolacombe.com/mototomo/9814254/