【すずめの戸締まり】ダイジンの正体は元人間?悲しすぎる過去と結末の真相

【すずめの戸締まり】ダイジンの正体は元人間?悲しすぎる過去と結末の真相について知っておくべき 理由を厳選して解説いたします。

物語の冒頭、宮崎の廃墟にある「後ろ戸」の前に突き刺さっていた異形の石。すずめが偶然引き抜いたことで封印が解け、痩せこけた白猫へと姿を変えたものこそがダイジンの正体です。その正体は、古来より九州地方の地底に潜む巨大な厄災「ミミズ」を封じ込めてきた西の要石(かなめいし)と呼ばれる神の化身でした。

要石とは、日本の神道や民俗伝承(鹿島神宮や香取神宮の要石信仰など)に由来する、地震を引き起こす大ナマズや龍脈を押さえ込む霊石です。作中において要石は、数百年にわたり冷たく暗い常世(とこよ)の境目で、途方もない重圧と孤独に耐え続けなければならない過酷な役目を担っています。

すずめに抜かれた瞬間、ダイジンは数百年ぶりに「神の責務」から解放されました。神仏や精霊が人々の信仰や関心によって形を変えるように、ダイジンは「すずめに気に入られたい」という一心から、人間が本能的に愛らしさを感じる白猫の姿を具現化したと考えられます。「ダイジン」という名前自体も、すずめたちが名付けたのではなく、SNS上で「大臣のような髭面で気品がある」と拡散された人間の勝手な呼び名を受け入れたものに過ぎません。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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