レアルマドリード歴代ユニフォーム徹底解説!最高傑作と胸スポンサー変遷
レアル・マドリードのアイデンティティは、混じりけのない「白」にある。しかし、そのディテールとサプライヤーの歴史を紐解くと、時代ごとのテクノロジーと美意識の劇的な進化が見て取れる。クラブ創設初期はロンドンの名門コリンシアンFCに倣ったシンプルな白シャツであったが、近代サッカーへの転換期となった1980年代以降、ユニフォームは高度なデザイン競争の舞台となった。
1980年代中盤から1994年までキットを手掛けたのはデンマークのhummel(ヒュンメル)だった。代名詞であるシェブロンライン(山型の矢印マーク)を袖にあしらい、「キンタ・デル・ブイトレ(ハゲワシ部隊)」と呼ばれたカンテラ出身の黄金世代がリーガ5連覇を達成した時代の象徴となった。シャドーのストライプや光沢感のある生地は、80年代のクラシック・フットボールカルチャーを色濃く反映している。
1994年から1998年まではスペイン国内ブランドのKELME(ケルメ)が担当。肩から袖にかけて大胆に配置されたアイコニックな「足跡(肉球)ロゴ」は、90年代特有の大胆でストリート感あふれるテイストを醸し出し、1997-98シーズンにはクラブに32年ぶりの悲願であったUEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇「ラ・セプティマ」をもたらした。
そして1998年、クラブはドイツの巨人adidas(アディダス)と長期契約を締結する。以降、四半世紀以上にわたりパートナーシップを継続しており、スリーストライプスを基調としながらも、ネイビー、ゴールド、ターコイズ、パープルなど、各シーズンのアクセントカラーを巧みに取り入れ、伝統と機能性を融合させた名作を世に送り出し続けている。
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