猫の口呼吸は超危険?ハアハアする理由と救急受診の判断基準を徹底解説
犬が体温調節のために舌を出して浅く速い呼吸(パンティング)を行う姿は日常的によく見られます。しかし、猫の生理機能は犬とは根本的に異なります。猫は発汗による体温調節が肉球などごく一部でしか行えない構造ですが、通常時の体温調節や換気はすべて鼻腔を通じて行われます。
日本獣医学会および動物救急救命センターの臨床報告によると、猫が口呼吸を行っている時点で、血中酸素飽和度(SpO2)が危険水域まで低下している可能性が極めて高いと指摘されています。猫が口を開けて息を吸わざるを得ない状況とは、鼻腔から気管、肺に至る呼吸器系、あるいは酸素を全身へ送る循環器系に致命的な障害が生じ、重度の呼吸困難に陥っている証拠です。
「猫が舌を出してハアハアしている」という状態は、人間で例えるならば重度の発作で溺れかけている状態に匹敵します。一過性の激しい運動直後や極度の恐怖時を除き、安静時に口呼吸が見られた場合は、数分から数時間の遅れが命取りになると認識しなければなりません。
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