「抗がん剤はやらないほうがいい」の真相と後悔しない治療選択の基準
抗がん剤をやらないとどうなるのかという点について、科学的なエビデンス(根拠)を把握しておくことは不可欠です。いわゆる「がん放置療法」のメリットとしては、副作用による苦痛がないことや、通院・入院に縛られず自由な時間を過ごせる点が挙げられます。しかし、腫瘍の増大に伴う痛み、臓器不全、出血などの症状が早い段階で出現するデメリットを伴います。
抗がん剤の有無による生存率比較の臨床データを見ると、血液がん(白血病や悪性リンパ腫など)や一部の固形がんでは、抗がん剤によって劇的な延命や治癒が見込めるため、治療を行わない場合の生存期間中央値は大幅に短縮します。一方、予後が極めて厳しい状況下では、抗がん剤を行っても延命効果が数週間から数か月に留まるケースもあり、生存率の数値と本人が受ける身体的負担を天秤にかけた冷静な判断が求められます。
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