蚊はどれくらい生きる?オスメスの寿命差と部屋での生存日数の真相

蚊はどれくらい生きる?オスメスの寿命差と部屋での生存日数の真相とはどのようなものなのか? 主要なファクトを簡潔に解説します。

「冬になると蚊はいなくなる」というのは過去の常識になりつつあります。寒冷期に入ったとき、蚊たちは一体どこでどう過ごしているのでしょうか。

黒白のまだら模様でおなじみのヒトスジシマカの寿命は、秋の訪れとともに終わりを迎えます。10月下旬から11月にかけて成虫は寒さで完全に死に絶え、植木鉢の受け皿や側溝の壁面に産み付けられた「耐寒性のある卵」の状態で越冬します。翌年春の雨によって水没し、水温が上がると孵化してボウフラになります。

一方、住宅街の主役であるアカイエカの越冬期間は驚くべき長さです。秋口(9月下旬〜10月頃)に羽化したメスは、受精を済ませた後に越冬用の「休眠モード」へと移行します。この時期のメスは吸血欲求を失い、体内に脂肪を蓄えて代謝を極限まで落とします。そして以下のような場所に潜り込みます。

【蚊が冬に潜んでいる主な場所】

  • 一戸建ての床下、縁の下、基礎の通気口周辺
  • マンションやアパートの階段裏、ゴミ置き場の暗がり
  • 住居内の押し入れの奥、クローゼット、靴箱の隙間、カーテンの裏
  • 物置、車庫、雨水マスや排水パイプの内部

休眠に入ったアカイエカの成虫は、11月から翌年3〜4月頃までの約5〜6ヶ月間を生き延びます。夏の寿命が約1ヶ月であることを考えると、実に半年近く生き延びる長寿個体となります。そして春の気温上昇とともに目覚め、最初の産卵のために人間を狙って吸血を開始するのです。

松本 悠斗

松本 悠斗

サステナビリティ研究家

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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