言えたら天才!激ムズ早口言葉ランキングとアナウンサー直伝の滑舌術

話題沸騰中の 言えたら天才!激ムズ早口言葉ランキングとアナウンサー直伝の滑舌術について、多角的な視点をご紹介しています。

放送現場やスタジオの現場において、プロたちは早口言葉を「タイムアタックの競技」としては扱っていません。キー局のアナウンス部研修資料や声優養成所の現場カリキュラムを調査すると、これらの難文は「自分の発声の癖(力み・特定の行の調音の甘さ)を自覚するための診断ツール」として導入されています。

現場で読み継がれる『外郎売』長文トレーニングの真価

声優や舞台俳優の養成所で必ずと言っていいほど初期に叩き込まれるのが、歌舞伎十八番の一つである『外郎売(ういろううり)』の言いたてです。

「拙者親方と申すは、お立会の中(うちに)御存知の御方も御座りましょうが……」から始まる長文の台詞には、日本語の全母音・全子音がバランスよく散りばめられています。中盤に登場する以下のパートは、まさに激ムズ早口言葉の集大成です。

「……タダ狂言合羽(きょうげんがっぱ)に助木(すけぎ)の太刀、藁人形(わらにんぎょう)に笹の葉刺して、笹原へさらりとさらりと落としてくりゃれ、京の生鱈(なまだら)奈良生まな鰹(まながつお)、ちょと四五反(しごたん)お買いあれ、木竹(こだけ)竹木(ちくもく)竹屋が竹立てかけた……」

ベテラン演出家やアナウンス指導者が口を揃えるのは、「外郎売は噛まずに速く言うことがゴールではない」という点です。子音を立てつつ、母音を響かせ、情景を聴き手にイメージさせながらテンポを維持する。これができて初めてプロの現場で通用する滑舌となります。

石川 優花

石川 優花

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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