9・11から四半世紀——なぜ一青窈『ハナミズキ』は時を超えて心を揺さぶり続けるのか
サビで繰り返される「君と好きな人が百年続きますように」というフレーズは、日本の音楽史に残る屈指の名フレーズとして知られる。この言葉の凄みは、主語が「私」ではなく「君」である点にある。
自分のエゴや愛の成就を求めるのではなく、大切な人とその愛する誰かの未来を祝福する姿。この無償の愛の境地こそが、多くのリスナーの胸を打つ。結婚式や卒業式、あるいは大切な人との別れの場など、人生の節目で必ずと言っていいほど選ばれる理由は、この圧倒的な包容力にあると言えるだろう。
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