シンガポールシーフードリパブリック銀座|チリクラブとランチの真価
エントランスをくぐると、真っ先に視線を奪うのが巨大な活マッドクラブ専用の大型生簀(いけす)です。ここに鎮座するのは、東南アジアの汽水域から毎週生きたまま空輸される極上のマッドクラブ(ノコギリガザミ)。一般的なシーフードレストランが用いる冷凍のカニとは異なり、直前まで生簀で生かされているため、身の繊維一本一本に驚くほどの弾力と瑞々しい甘みが凝縮されています。
看板メニューである「名物チリクラブ」を注文すると、スタッフが生簀から引き揚げたばかりのカニをテーブルまで運び、調理前の重さを目の前で確認させてくれるプレゼンテーションが展開されます。このライブ感こそが、同店が誇るエンターテインメント性の象徴です。
気になる名物チリクラブの価格帯ですが、仕入れ時期と重量(グラム数)に応じた時価設定を基本としつつ、おおむねSサイズ(約500g〜)で7,000円台後半、M〜Lサイズ(約700g〜1kg超)で10,000円〜18,000円前後のレンジで推移しています。決して安価な設定ではありませんが、現地直伝のトマト、特製チリペースト、溶き卵が織りなす濃厚かつスパイシーなソースと、引き締まったカニ身のマリアージュは、一度口にすれば価格への納得感を抱かせます。
忘れてはならないのが、蒸しまたは揚げを選べる「マントウ(中華風花巻パン)」の存在です。外側がサクッと香ばしく揚げられたマントウに、カニの旨味が溶け出した濃厚なチリソースをたっぷりと絡めて頬張る瞬間は、まさに至福の体験と言えます。ソースを一滴も残したくないという客のために、ジャスミンライスを追加注文して「チリクラブ丼」として締めくくるスタイルも現場では定番化しています。
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