古古米が新米級に化ける美味しい炊き方!臭いとパサつきを消す極上技

古古米が新米級に化ける美味しい炊き方!臭いとパサつきを消す極上技にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。

調味料による補正以上に決定的な差を生むのが、炊飯前の「研ぎ(洗米)」と「浸水」の工程です。新米と同じ感覚で扱っていては、古古米のポテンシャルを引き出すことはできません。

「最初の水は5秒で捨てる」と「拝み洗い」の真実

乾燥した古古米は、乾いたスポンジのように最初に触れた水分を猛烈な勢いで吸い込みます。このとき、米の表面に浮き出た酸化脂肪酸やヌカの臭気を含んだ濁り水を吸水させてしまうと、炊き上がりの古米臭は二度と消えません。そのため、最初の注水後は2〜3回素早くかき混ぜ、5秒以内にすべて捨て去ることが絶対原則です。

続いて行う研ぎでは、新米のように「優しくなでるように洗う」のではなく、硬化した表面の酸化層を摩擦で削り落とす意識が必要です。両手の手のひらで米を軽くすり合わせる「拝み洗い」を20〜30回程度行い、劣化した表層を磨き落とします。力を入れすぎて米粒を割らないよう注意しながら、3〜4回手早く水を替えて濁りを切ります。

浸水時間は「最低2時間」、理想は「冷蔵庫で一晩」

吸水速度のデータを見ると、新米が約30分〜1時間で飽和吸水状態(重量比約25〜30%増)に達するのに対し、組織が緻密化した古古米は同等レベルまで吸水するのに最低でも120分(2時間)以上を要します。常温で長時間放置すると雑菌の繁殖や米のダレを招くため、ボウルにラップをして冷蔵庫の野菜室(約5℃〜8℃)に入れ、3時間から一晩(約6〜8時間)じっくり低温浸水させるのが理想的です。内部まで完全に水を浸透させることで、加熱時に中心部のデンプンが芯を残さず完全に糊化(α化)します。

水加減については、古古米は水分が抜けている分だけ新米よりも吸水量が必要です。通常の炊飯目盛りよりも米1合あたり大さじ1杯程度(約15ml)多めに設定するのが基準となります。

阿部 裕樹

阿部 裕樹

エンタメ専門ジャーナリスト

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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