客寄せパンダか改革者か?タレント議員の功罪と政策実行力の正体
昭和から平成、そして令和に至るまで、芸能界から政界への転身は日本政治の風物詩であり続けた。その原点とも言えるのが、作家や放送作家、タレントとして絶大な人気を誇り、後に東京都知事まで務めた青島幸男の存在だ。彼の成功は、テレビ時代の到来とともに「顔と名前が売れていること」が最大の政治資本になり得る現実をまざまざと見せつけた。
この流れを決定づけたのが参議院比例代表選挙の非拘束名簿式である。政党名だけでなく候補者個人の名前を書くことができるこの制度において、全国的な知名度を持つ候補者は、党全体の獲得議席数を一気に押し上げる強力なエンジンとなる。各政党が選挙のたびに有名人の擁立へと走る背景には、政策への共鳴以前に、冷徹な議席獲得の計算式が横たわっている。
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