なぜ年間300日も落雷が?世界最多「カタトゥンボの雷」の真相と観光事情
これほどまでに特定の狭いエリアで雷が集中する最大の理由は、マラカイボ湖を取り囲む極めて特異な地形と気象条件の組み合わせにあります。
マラカイボ湖は三方をアンデス山脈(メリダ山脈・ペリハ山脈)の高山に囲まれた「谷」のような形状をしています。日中、カリブ海からの暖かく湿った風が湖面に吹き込み、強い日差しによって大量の水蒸気が蒸発します。そして夜になると、標高数千メートルにおよぶアンデス山脈から冷たく重い下降気流が一気に湖面へと吹き降ろします。
この「湖面から立ち上る暖湿流」と「山口から吹き降ろす寒気」がカタトゥンボ川河口の上空で激突し、急激な上昇気流を生み出します。その結果、高度1万メートルを超える巨大な積乱雲が局所的に発達し続け、雲の内部で氷の粒が激しく摩擦し合うことで、終わりのない放電現象が引き起こされるのです。
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