実は足が長いペンギン!レントゲンが暴く「空気椅子」と骨格の真相
ペンギンを正面や横から観察すると、胴体のすぐ下に足先(水かき)がついているように見えます。しかし、博物館に展示されているペンギンの骨格標本や精密な骨格図を確認すると、その先入観は一瞬で覆されます。
鳥類の脚は基本的に、大腿骨(太もも)、脛骨・腓骨(すね)、そして足根中足骨(ふしょくこつ:人間でいう足の甲)で構成されています。ペンギンも例外ではありません。骨格だけを取り出して見ると、太ももからすねにかけて十分な長さがあり、体長に対して実に3分の1以上の脚部が存在していることがわかります。
普段私たちが「ペンギンの足」として認識している部分は、人間で言えば「足首から爪先」に相当するごく一部に過ぎません。太ももや膝関節は、羽毛と分厚い皮下脂肪にすっぽりと覆われ、完全に体内に埋没しています。もしも体内に隠された関節をすべて真っ直ぐ伸ばしたとすれば、ペンギンは現在の1.5倍近くの全高になり、スラリとした立ち姿になるはずです。
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