エアコンのリモコンが反応しない!電池交換で直らぬ原因と解決策

エアコンのリモコンが反応しない!電池交換で直らぬ原因と解決策に関する話題のニュースをまとめてご紹介します。最新情報を求める方は必見です。

「電池を新品に入れ替えたのにリモコンの液晶がつかない」「文字が薄くてボタンを押しても本体に届かない」という相談は、メーカーの修理相談窓口でも年間を通じてトップクラスの相談件数を誇ります。しかし、現場のサービスマンが点検に訪れると、故障と判定される前に極めて初歩的な見落としで解決するケースが後を絶ちません。

まず検証すべきは、使用した乾電池の「保管状態と種類」です。買い置きされていた電池は、引き出しの中で自然放電を起こして電圧が定格の1.5Vから1.1V以下まで低下している事例が頻発しています。さらに注意が必要なのが、充電式電池(ニッケル水素電池)の利用です。一般的な充電池の公称電圧は約1.2Vであり、省電力マイコンを搭載したエアコンリモコンでは電圧不足と認識され、液晶の非表示や赤外線出力の著しい減衰を引き起こす構造的要因となります。必ず新品のアルカリ乾電池を使用するのが基本原則です。

2つ目の盲点が、電池室内部にある金属端子の「見えない腐食(接触不良)」です。以前使っていた電池から微量の電解液が漏れ出していた場合、端子の表面に透明な酸化被膜や白い粉(炭酸カリウム)が形成されます。これが絶縁体となり、通電を阻害します。綿棒に無水エタノール、あるいは家庭用の除光液をごく少量含ませて端子を磨き直すだけで、通電が劇的に復活する例は珍しくありません。

そして3つ目が、内部マイコンの暴走に対するエアコンリモコンリセットの未実施です。近年のエアコンリモコンは多機能化に伴い、小型のマイクロコンピュータが常時稼働しています。電池交換時の瞬間的な電圧変動によってこのマイコンがフリーズし、すべてのキー操作を拒絶する状態に陥ることがあります。リモコンの表面や電池ボックス内部にある小さな「リセット」穴をつまようじやピンの先でカチッと押し込む、あるいは電池を抜いた状態でいずれかのボタンを数回長押しして内部コンデンサの残留電荷を完全に放電させる処置が不可欠です。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

タグ: https://cantgetworse.com/ohisama/1963499/