Iphone・Android絵文字対応表2020の真相!表示ズレと豆腐対策

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このデザイン差を理解するには、日本発祥の絵文字が世界標準規格へと組み込まれていった歴史的経緯を知る必要があります。1999年、NTTドコモの「iモード」開発チーム(栗田穣崇氏ら)の手によって生み出されたわずか12×12ピクセルの絵文字は、瞬く間にJ-PHONE(現ソフトバンク)やau(KDDI)へと波及しました。しかし当時は各キャリアが独自の外字領域(Shift-JIS)にコードを割り当てていたため、他社端末へメールを送ると激しい文字化けを起こす「キャリアの壁」が存在していました。

転機が訪れたのは2008年、日本市場へ参入したAppleの「iPhone 3G」への絵文字搭載です。当時ソフトバンクの主導で絵文字が組み込まれ、その後GoogleとAppleの有志エンジニアが国際標準化団体「Unicode Consortium」に働きかけを行いました。結果として2010年、Unicode 6.0において絵文字が正式に国際標準文字セットとして採択され、世界共通化への第一歩を踏み出しました。

しかし、標準化されたのは「コード番号と文字の定義(例:Grinning Face=にっこり笑う顔)」だけであり、「どのようなタッチで描くか」という造形デザインは各社に一任されました。Appleはスティーブ・ジョブズの美学を受け継ぐリアルで立体的な光沢感(スキューアモーフィズム)を重視し、Googleは視認性と親しみやすさを優先したフラットデザインや、かつて親しまれたスライム状の「Blob emoji」から発展したミニマル路線を採用しました。両巨頭の企業理念の違いが、そのままフォントデザインの差異として固定化されたのです。

石川 優花

石川 優花

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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