ミルクティーグレージュの色落ち後は何色?緑化の真相と綺麗に保つ全技術
Yahoo!知恵袋やSNSで頻繁に相談が寄せられる「ミルクティーグレージュが色落ちして苔のような緑色になってしまった」というトラブル。この現象は偶発的な事故ではなく、毛髪内部の残留色素と染料配合の掛け合わせで生じる科学的現象です。
髪の毛をブリーチで明るくしていくと、メラニン色素は「黒→赤褐色→オレンジ→黄色→ペールイエロー」へと変化します。多くの日本人の場合、1回のブリーチでは完全な白には届かず、強い「黄色(15〜17レベル)」がアンダートーンとして残存します。
ここでカラー剤の調合設計が問われます。グレージュの「グレー(灰色)」を表現するために、青色やアッシュ系の寒色染料を高濃度で使用すると、髪内部で決定的な補色エラーが引き起こされます。
絵の具で「黄色」と「青色」を混ぜ合わせると「緑色」に変化するのと全く同一の理屈です。本来、黄色のアンダートーンを打ち消すためには補色である「紫色」を適正量ミックスしなければなりません。しかし、美容師の薬剤選定で紫色の比率が不足していたり、赤みを過剰に警戒して青みを強烈に沈めすぎたりした場合、グレーの染料が剥がれ落ちる段階で「髪の黄み」×「残留した青み」が結びつき、濁ったマットグリーンへと発色してしまいます。
さらに、日常の生活習慣にも緑化を加速させる要因が潜んでいます。塩素濃度の高い水道水や市民プールで泳いだ後、あるいは銅イオンを含んだ配管水で頻繁に洗髪していると、ダメージ毛の親水性部分に金属イオンが吸着し、変色を引き起こすケースが業界の研究発表でも指摘されています。
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