ピーチの遅延はなぜ多い?決定的な理由と振替・返金補償の全手順
ピーチを利用する上で、最も誤解が多くトラブルに発展しやすいのが「遅延・欠航時の補償範囲」です。大手航空会社に慣れている利用者が最も衝撃を受けるのが、ホテル代や代替交通費が一切支給されないという冷徹な約款条項です。
運送約款上、航空会社の責任による遅延(機材故障など)であっても、不可抗力(台風・大雪・濃霧・地震など)であっても、ピーチが提供する補償の選択肢は基本的に以下の2点に限定されます。
- 選択肢1:ピーチの自社便への振替(手数料無料)
※他社便(JAL、ANA、新幹線など)への振替は不可。翌日以降の自社空席便への変更となります。 - 選択肢2:全額払い戻し(キャンセル料無料)
※購入時の決済手段(クレジットカード等)への返金、またはピーチポイントでの返還。
ここで極めて重要なのが、「自社都合の遅延によって目的地到着が深夜になり、終電がなくなった場合」や「欠航によって現地で急遽宿泊が必要になった場合」の付随費用です。ピーチではホテル宿泊費、タクシー代、新幹線代などの地上交通費は1円も補償されません。
「会社の機材故障で飛ばなかったのだからホテル代を出すのが当然だ」と空港カウンターで詰め寄る利用者の姿が散見されますが、LCCは「移動の機会を低価格で提供する契約」を結んでいるに過ぎず、付随的損害を補償対象外とすることで運賃の安さを成立させています。この割り切りを理解していないと、現地で想定外の出費を強いられることになります。
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