目に黒い点が見える原因は?失明リスクを見極める危険サインと対処法

目に黒い点が見える原因は?失明リスクを見極める危険サインと対処法についての真相をご紹介します。

Q1:目に黒い点が見える症状は、自然に治る(消える)ことはありますか?
A1:加齢や近視による「生理的飛蚊症」の場合、硝子体内のコラーゲン混濁自体が消滅して無くなることは原則としてありません。ただし、眼球の運動に伴って濁りの位置が視界の中心から外れたり、脳がその像を余計なノイズとして認識から除外する(順応する)ことで、数カ月から半年ほどで「気にならなくなる」ことはよくあります。濁りが残っていても網膜に異常がなければ治療の必要はありません。

Q2:黒い点だけでなく、暗いところでピカピカ光る光が見えるのはなぜですか?
A2:それは「光視症(こうししょう)」と呼ばれる症状です。眼球内の硝子体が網膜を強く引っ張る物理的刺激によって、光がないにもかかわらず網膜の視細胞が電気信号を発して脳に光として伝わっています。硝子体と網膜が無理に剥がれようとしている危険な牽引状態を示しており、網膜に亀裂(網膜裂孔)が入る前兆またはすでに穴が開いたサインであるため、極めて高い緊急性を伴います。直ちに眼科を受診してください。

Q3:眼科で「異常なし(生理的飛蚊症)」と言われましたが、黒い点が気になってストレスです。レーザーで消せますか?
A3:自費診療の眼科クリニックにおいて「硝子体レーザー治療(飛蚊症レーザー)」を行っている施設は存在します。レーザーで大きな濁りを細かく粉砕して目立たなくする手法ですが、網膜損傷や白内障の誘発リスクがゼロではないこと、また細かな濁りには適応できないことから、日本眼科学会の一般的な保険診療ガイドラインでは積極的には推奨されていません。視力に害がない生理的飛蚊症であれば、暗めのサングラスやPC作業時の画面輝度調整を行いながら、自然に慣れるのを待つのが最も安全な選択です。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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