「情とは」何なのか?感情との違いや人間関係の悩みをほぐす最新心理学
日本の臨床心理学の草分けである河合隼雄は、日本人の心根にある「母性社会の情の構造」を繰り返し指摘した。包み込むような優しさが支えになる一方で、時には個人の立脚点をうやむやにしてしまう閉塞感。この二面性を理解することが、心理相談現場でも極めて重要視されている。
日本心理学会をはじめとする学術分野でも、近年「感情心理学」の領域で情のメカニズム解明が進む。最新の研究では、共感に関わるミラーニューロンの働きやオキシトシンの分泌パターンが、日本独特の「情の移りやすさ」や粘着性のある対人関係にどう関与しているのか、脳科学的なアプローチも活発化している。
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