富士山本宮浅間大社を徹底解剖|最強パワースポットの理由とご利益
神聖な空気に包まれた境内を進むと、本殿の東側に息をのむほど透明な水を湛えた湧玉池(わくたまのいけ)が姿を現します。国の特別天然記念物に指定されているこの池は、富士山の分厚い玄武岩層を数十年から百年の歳月をかけて浸透・濾過された伏流水が、日量約20万トン(毎秒約2.4トン)という桁外れの規模で自噴している神秘の源泉です。
水温は年間を通じて約13℃で一定に保たれており、真冬には湯気を立て、真夏には触れると痛いほどの冷気を放ちます。池の底からぷくぷくと気泡を上げて湧き出る様子は、古くから神仏が宿る「玉」に例えられ、これが池の名前の由来となりました。かつて富士登山を目指す行者(富士講)たちは、山頂を目指す前に必ずこの湧玉池で冷水に身を沈め、身心の穢れを祓い清める「水垢離(みずごり)」を行いました。現代においても、湧水所では霊水を汲んで持ち帰る参拝者が絶えません。
授与品を受ける際に見逃せないのが、湧水に浮かべて文字を浮かび上がらせる「水みくじ」です。境内の授与所で拝受したあと、湧玉池の専用の流水処にそっと浸すと、神託が鮮やかに現れます。参拝者が自身の運勢を客観的に見つめ直す体験型神事として定着しています。
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