甲本ヒロトの現在と伝説の真実|名言と弟・雅裕の絆を徹底解剖
インターネット上の掲示板やSNSでは、過去にTHE BLUE HEARTSが解散した際やTHE HIGH-LOWSが休止した際について、「メンバー同士の深刻な確執」「宗教団体の介入」「利権争い」といった刺激的な噂が長年囁かれてきました。しかし、関係者の一次証言や当時の状況を客観的に精査すると、そうした俗説の多くは実態からかけ離れたものであることが分かります。
ブルーハーツ解散の真の引き金となったのは、バンドが巨大化しすぎたことによる「ロックの機能不全」でした。「若者の代弁者」「カリスマ」と祭り上げられ、曲の歌詞が教科書に掲載されるような事態に対し、ヒロト自身は強い居心地の悪さを公言していました。メッセージを深読みされ、神格化される日常から逃れ、純粋に「ただロックンロールのビートに合わせて踊りたい」という根源的な欲求を取り戻すための必然的な幕引きだったのです。
また、ハイロウズの活動休止についても、マーシーとの不仲説が流れたことがありましたが、休止発表からわずか半年後には二人揃って新バンド(ザ・クロマニヨンズ)を始動させています。後年のインタビューでヒロトは「10年やってみて、ちょっと飽きてきたから一回やめようかとなっただけ。仲が悪くなったことなんて一度もない」と笑い飛ばしています。大人の事情やビジネスの論理に縛られず、自分たちの感覚が鈍った瞬間に躊躇なくリセットボタンを押す——この潔さこそが、彼らが半世紀近く第一線で輝き続ける最大の秘密です。
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