「女は海」の歌詞で知られる名曲の正体|魅せられて誕生秘話と真実

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ネット検索において「女は海」というキーワードが混乱を生むもう一つの理由は、1982年にリリースされた鮎川いずみのシングル『女は海』という実在の楽曲が存在するためです。

鮎川いずみの『女は海』は、朝日放送・松竹制作の国民的時代劇『必殺仕事人III』の主題歌として起用され、オリコンチャート上位にランクインした大ヒット曲です。作詞・作曲をポップス界の巨匠・平尾昌晃が手掛け、必殺シリーズならではの暗鬱な情念と情けなさを帯びた人間の業を描き出しました。

比較項目ジュディ・オング『魅せられて』鮎川いずみ『女は海』編集部の分析・識別ポイント正式曲名魅せられて 〜エーゲ海のテーマ〜女は海曲名自体が「女は海」なのは鮎川作品のみ発売年・タイアップ1979年(ワコールCMソング)1982年(必殺仕事人III 主題歌)華やかなリゾートCMか、深夜時代劇かの違い作家陣作詞:阿木燿子
作曲:筒美京平作詞・作曲:平尾昌晃
編曲:竜崎孝路ポップス歌謡の最高峰 vs 哀愁歌謡の巨匠歌詞の代表フレーズ「女は海 好きな男の腕の中でも〜」「女は海 悲しい海よ 涙の波が〜」エーゲ海の開放感か、情念と哀切の涙か主要受賞歴・実績第21回日本レコード大賞 大賞必殺シリーズ屈指のロングヒット両曲ともに昭和歌謡史に残る傑作

このように、「女は海」という同一のフレーズを起点としながらも、ジュディ・オング版は地中海の光と女性の自立を描き、鮎川いずみ版は宿命に翻弄される女性の哀愁と情念を描いています。どちらを探しているかによって楽曲のニュアンスは180度異なるため、音楽配信サービス等で探す際は注意が必要です。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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